カム送り防止機構

室外側にある従来品のシリンダーカバーを手前に引っぱると隙間が発生してしまいます。この隙間はそれぞれのドアの厚みに合わせて伸縮するようになっているため、ここから針金や特殊な道具を内部に差し込み、シリンダーを迂回して直接錠ケースにはたらきかけデットボルトを作動させる不正解錠手口がカム送りです。弊社製品は、化粧カバーをネジ式にし、逆回転不可能な構造にすることで、カム送りを防止します。

当社のカム送り防止機構製品は、シリンダー化粧カバーが従来品にないネジ方式です。1度締めたら逆回転を不可能にするストッパーを内蔵し、隙間が発生しない構造になっています。なお、ドア厚は33mm～45mmまで対応しています。

※85、82RA用、75PM用、TEO用は台座プレートのため、この機構はございません。

（特許出願中）

カム送り防止機構のメリット

カム送りの手口を防ぎます。製品は亜鉛ダイキャスト製であり表面には鏡面クロームメッキ仕上げとなっているため、丈夫で錆びにくく、外見もシンプルで美しいつくりになっています。

カム送り防止機構の仕組み

シリンダーカバーの内部は、釣り針の原理を応用した構造。シリンダーボディには、上下に伸縮する止め具がはめこまれており、右に回転させると締まっていき、逆に回転させようとするとストッパーが働いて回転できないようになっています。

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